僕の世界は毎日広がっていく

毎日少しずつ広がっていく僕の世界をここに残したい。

再配達のストレスから解放?「オキッパ(OKIPPA)」

 私も他の現代人たちと同様、たくさんのストレスに埋もれて生きている。ストレスの要因は様々だが、仕事が忙しいせいで宅急便を受け取れず、毎度再配達依頼をするのもストレスの一つだ。

 「そんなにストレスだったら、宅配BOXが設置されているマンションに引っ越せば?」と思うかも知れないが、引っ越しはもっとストレスだ。(私がめんどくさがり屋なのが問題なのかも知れない・・・)

 私のストレスはさておき、宅急便業界の生産性向上のためにも、再配達は減らした方が良い。再配達は、他の仕事でいう手戻りで、宅配業者の過重労働の主な原因になっているが、「Yper株式会社」が開発した「オキッパ(OKIPPA)」が、そんな再配達の問題を解決してくれるかも知れない。

 「オキッパ」は、税込み4,000円弱の施錠可能な専用袋と宅急便の配達状況を追跡できる専用アプリで構成されている。専用袋が簡易的な宅配BOXとなり、不在時でも荷物を受け取れるようになる。

 専用袋には、付属品として南京錠がついており、それを開けたままで袋にいれておけば、宅配業者が荷物を入れた後に袋を施錠する仕組み。また、玄関と袋を繋げる頑丈なチェーンもついているなど、それなりの盗難対策がなされている。

 ここまで書いてみると、私のストレスのもとを根絶してくれる救世主のようだが、まことに残念ながら、オートロックのマンションにはまだ対応していないという。オートロックのせいで家の玄関まで辿りつけず、結局、再配達になってしまうらしい。

 ただ、「Yper株式会社」もその問題を認識しているようで、オートロック向けのソリューションの展開を急いでいるようだ。荷物固有の配送伝票番号を判別対象とし、その荷物がその建物に配送されるものかどうかを識別して解除するシステムを開発している。2018年末に2ヵ月を掛けて試行運用を行っているらしいので、もうじき本格展開されると思われる。

「お、ということは、私も使えるようになるのか?」と一瞬嬉しくなったが、良く考えてみると、マンション管理会社がそのシステムを導入するという判断をしなければ私は使えない。私としてはがっかりだが、私なんかよりも日本の宅配便業界を救うことが重要なので、ぜひ普及して欲しい。

 

「オキッパ(OKIPPA)」メモ

  • 「Yper株式会社」が開発した、宅配BOXの代わりとなる宅配袋
  • 施錠可能な専用袋と宅急便の配達状況を追跡できる専用アプリで構成されている
  • 専用袋には、盗難防止策として、袋自体を施錠する南京錠と、袋と玄関をつなぐケーブルが同封されている
  • 現在は、一軒家やオートロックなしの集合住宅では使えるが、オートロック付きのところでは使えない
  • オートロック付きの集合住宅でも使えるよう、配送伝票番号を用いて、宅配便がそのマンションに届けられるべきものかを識別し、オートロックを解除するシステムを開発し、普及する予定


『OKIPPA』プロモーションビデオ (字幕付き)

f:id:neeen4102:20190210231516p:plain

「オキッパ(OKIPPA)」利用イメージ