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在庫処分対象の衣類が新商品に化ける「リネーム(Rename)」

  人生で何回かブランドのクリアランス・セールに行ったことがあるが、満足したことは一度もない。そもそも売れ残り品なので、気に入りのデザインの服はごくわずかだし、良いデザインの服が見つかったとしてもサイズがない。

 また、高価ブランド品は、元の値段に比べたら大分安くはなっているものの、依然として自分が使っていいと思っている値段よりは高いことが多く、結局は手ぶらで帰ってくることが多い。そんな経験が積み重なり、最近は、クリアランス・セールに招待されても行かないようになっている。

 しかし、私がクリアランス・ケースを避ける要因を全て取り除いてくれる、ファッション・ブランドが登場した。「株式会社FINE」が展開する、「リネーム(Rename)」だ。

 「リネーム」の特徴は、在庫処分対象の衣類のブランドタグや洗濯表示タグを付け替えて、「リネーム」ブランドの新商品として売り出すこと。

 高価ブランドは、ブランド・イメージを守る必要があり、在庫処分対象であれども、果敢に値段を下げることはできないが、タグを付け替えてブランド名を変えることにより、そのような制約がなくなり、よりリーズナブルな値段で提供できるのだという。ものによっては、元のブランドの商品として売るときの1/3の価格まで下げられるらしい。

 また、「リネーム」の価値は、ただ服を安く買えることのみではない。日本の衣類廃棄量は、年間で100万トンにも達しているらしいが、廃棄されるはずだった服が、「リネーム」を通して再度市場に出すことで、衣類廃棄量の削減にも貢献している。

 サイト(https://www.rename.jp/shop/)を覗いてみると、男性ものはあまりないようだが、女性ものは種類が豊富で、中には好きな女性に着て欲しいと思うものもちらほらある。服が好きな人にとって、良いものを安く買える手段が増えたことは間違いなさそうだ。

 

「リネーム(Rename)」メモ

  • 「株式会社FINE」が展開するファッション・ブランド
  • 他のブランドの在庫処分対象の衣類を買取し、ブランドタグや洗濯表示タグを付け替えて、「リネーム」ブランドの新商品として売り出すことが特徴
  • 元々は高価ブランド品であっても、ブランドを取り換えることにより、ブランド・イメージを傷つけることなく、果敢に値段を下げることができる
  • 在庫処分対象の衣類を再度市場に流通させることで、衣類廃棄量の削減にも貢献している


Rename - ブランドネームではない、服の新しい売り方

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「リネーム(Rename)」の仕組み