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今や幻となった最古のシルクロード「西南シルクロード」

 年末年始に読む本をAmazonで選んでいたら、『西南シルクロードは密林に消える』と言う本が目に留まった。 www.amazon.co.jp

 

 ちょっと現実逃避したくて(なのに海外にはいけなくて)、紀行文を呼んで代理満足したかったのと、「西南シルクロード」という聞きなれない言葉に惹かれて購入したのが切っ掛け。

 シルクロードが、中国と西域(中国人が中国の西方にある国々(ヨーロッパの国々など)を呼んだ総称)を結ぶ歴史的な貿易路であることや、シルクロードを大きく分類すると海のシルクロードと陸のシルクロードがあること、陸のシルクロードにはいくつかのルートがあることまでは既知の知識だが、「西南シルクロード」は聞いたことがない。

 聞いたこともないので、「西南シルクロード」に係る知識はあまりなく、本を読み進める中で出くわす町や民族、風習/文化は僕にとって新鮮なものが多い。

 そんな訳で、『西南シルクロードは密林に消える』から幾かのネタを投稿することになると思うが、今日は入り口として「西南シルクロード」から。

 

「西南シルクロード」メモ

  • 中国四川省成都市から、ミャンマーの北部を通って、インドのコルカタまで続く歴史的な貿易路。(下記地図の赤線部分)
  • 主な交易品は、中国の絹(シルクロードだけに)、ミャンマー琥珀や綿花など。
  • 約3,500年前の古代蜀王国が存在していた時代(春秋戦国時代)から存在しており、最古のシルクロードという説もある。
  • 第2次世界大戦時までは、日本軍が進軍ルートとして活用するなど、道として機能していたが、ミャンマー北部の区間は、大戦後に何らかの理由で(調べてもでてこない・・・)使われなくなり、道が消滅している(ジャングル化している)。

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西南シルクロードのルート(赤線)